こんにちは。昨年末第二子を出産し、絶賛育児中のみなとです。今回初めて電動さく乳器を使ってみたので、忖度なしのレビューをしたいと思います。感想だけ早く知りたいって方は「購入経緯」は飛ばして読んでくださいね。
ちなみにご紹介する電動さく乳器はこちらです。
ピジョン電動さく乳器「handy fit +」:購入経緯
きっかけ①:母乳量を増やしたい
第一子のときは使っていなかったさく乳器。第二子になって購入を検討したのは、産後二週間健診で「もっと母乳出ますよ!」と言われたことがきっかけでした。
産後入院中から混合育児で、母乳をあげてからミルクを足していました。退院後も母乳が足りているか分からず、授乳後に赤ちゃんが泣いていたら「足りていないのかな?」と思い、ミルクを足していました。
産後二週間健診で実際に授乳して母乳分泌量を測ったところ、片方で 30ml ほど。個人的にはもう出し切ったかなと思っていましたが、看護師さんにフォローしてもらうとまだまだたくさん出る! 看護師さんに「母乳が残ったままだと分泌量が増えないので頑張ってあげましょう。そしたら完母にできますよ。^ ^」とアドバイスいただき、「えー! そうなの?!」とびっくりしました。
きっかけ②:おっぱいが張って痛すぎる
産後三週間くらいすると母乳の分泌量が増えてきたからか、授乳間隔が空くとかなり痛むようになりました。2時間ほどで「いたた…」、3時間空くと「痛い! 飲んでー!!(T T)」という感じでした。(生後 1カ月半くらいになるとかなりマシになりましたが。)そんな状態が数日続き、痛いのが辛くて「さく乳器買おう!」となりました。
手動でなく電動にした理由
さく乳器には手動・電動の二種類あります。手動は価格が安いですが、手が疲れるというデメリットがあります。手が疲れてさく乳器を使うのが億劫になるのでは本末転倒だと思い、少し高かったですが電動のものを購入することにしました。
ピジョン製品にした理由
ピジョンの電動さく乳器は、2023年時点で定価 13,200円(税込)。同じ電動さく乳器でも、ほかのメーカーでもう少し安いものもあるのですが、ピジョンブランドの安心感から購入を決めました。
ピジョン電動さく乳器「handy fit +」:使ってみて
実際の使い方
さく乳器が届いたら、まず部品の消毒をします。我が家はコンビの「除菌じょーず」を使っています。消毒が完了したら部品を組み立て、電源ボタンを押して搾乳開始!
最初の 2分は「準備ステップ」で優しく母乳分泌を促し、次の「さく乳ステップ」で搾乳が始まります。強さは 1~6段階まで選べます。私は1番弱い状態でずっと使っていました。
だいたい片方10分ずつ搾乳したら哺乳瓶に付属の乳首をつけ、哺乳瓶でミルクをあげるのと同じ要領で飲ませます。使い終わったらまた部品を分解して消毒。以上で完了です。
利用シーン
私の場合 2パターンありまして、一つは夜間です。おっぱいが張って痛いけど、赤ちゃんを起こしたくない!というとき。先に搾乳しておいて、赤ちゃんが起きたタイミングで搾乳済みの母乳をあげるようにしていました。哺乳瓶であげると赤ちゃんもごくごく飲んでくれ、そのあと寝るのもスムーズでした。
もう一つは外出したいときです。外出直前に搾乳し、夫に哺乳瓶を渡します。タイミング悪く赤ちゃんが寝ていても、夫に母乳をあげてもらうことができます。赤ちゃんってこれから出かけようというときにかぎって、熟睡してたりうんちしたりするんですよね…。搾乳しておいて「あとは任せた!」ってできるので大変助かりました。
使いすぎもよくない?!
「さく乳器、便利~!♪」と思って使っていたのですが、日中もずっと…、というのはおすすめしません。わたしの場合、産後1カ月くらいは毎日夜間に使う程度(1日1,2回)でしたが、産後2か月くらいになると1週間に一度使うかどうか、くらいでした。というのも、哺乳瓶でずっとあげていると母乳を飲むのが下手になったり、嫌がったりする素振りを見せるようになったためです。また、さく乳器で吸っていてもどうしても「吸いムラ」が出てきてしまい、乳汁が停滞してしこりになってしまう可能性も。さく乳器の使い方(頻度、タイミングなど)は助産師さんに相談しながら使うことをおすすめします。
よかった点
おっぱいが張って痛いのが解消された
一番はこれです! おっぱいが張るとめちゃくちゃ痛いんですよね。しかもガチガチに張ると赤ちゃんも飲みにくいみたいです。さく乳器を使うと、痛くなりすぎる前に搾乳できておっぱいがとても楽になりました。乳腺炎の予防にもなります。
母乳量が増えた
これも嬉しかったことです。赤ちゃんが飲むよりさく乳器を使ったほうがしっかり母乳が出ている実感がありました。また、さく乳器を使うとどれだけ母乳が出ているか数値で測れるのもよかったです。私の場合、産後二週間健診で片方 30ml 出ていて、さく乳器を使い始めて生後1カ月のころには片方 50 ~ 60ml 出るようになっていました。さく乳器でしっかり母乳を出せたおかげかな、と考えています。
いまいちな点
価格が高い(1万円ほど)
手動に比べると電動さく乳器の値段は高め。購入前は、どれくらいの期間使うのかも分からないのに1万円もするのか…、と悩みました。ですが、結論としておっぱいが痛いのは解消されたし、母乳量は増えたし買ってよかったと思ってます。予算が厳しい方は、手動 or 他社製品の電動さく乳器でコストを抑えることも検討されてみてください。
部品のお手入れが面倒
毎回消毒する部品は5個くらいですが、使うたびに分解して洗浄・消毒するのは手間ではあります。ずぼらな人だと面倒に感じて使わなくなってしまうかもしれません。私の場合、母乳が付着している部品3個くらいを洗剤で洗って、ほかの部品は水洗いのみ。そのあと除菌じょーずに放り込んで電子レンジで除菌、以上! という感じで済ませています。
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重いので持ち運びに向かない
電動部分が重いので持ち運びには不便です。(重さでいうと手動のほうが軽くて持ち運びやすいです。)ただ、ショッピングモールなどの外出先では洗浄・除菌もできませんし、さく乳器自体を持ち運ぶケースはあまりないでしょう。実際に私もさく乳器は家の中でしか使ったことがありません。なので、自宅でのみ使うという方にはデメリットにはならないかと思います。
ピジョン電動さく乳器「handy fit +」:こんな方にはおすすめ
以上、実際にピジョン電動さく乳器「handy fit +」を使ってみたレビューでした! 使い始めて1カ月以上経ちますが、買ってよかったなと思ってます。最後に、「こんな方にはおすすめよ!」というのを挙げておきます。今回紹介したさく乳器以外にもいろんな製品がありますので、ぜひ比較検討されてみてくださいね。母乳育児、楽しみつつ頑張りましょう~!
- おっぱいが張って痛い、乳腺炎になりかけている
- 赤ちゃんがうまく母乳を吸ってくれない
- できるだけ完母で育てたい
- 多少コストがかかっても快適な母乳育児をしたい
- 自分のすきなタイミングで授乳したい