2~3歳ごろに訪れる「イヤイヤ期」。子どもの成長とは理解しつつも毎日相手をしていると大変ですよね。我が家の息子(3歳になったばかり)も絶賛イヤイヤ期でして、ご飯を食べたくない、お風呂に入りたくない、と全然言うことを聞いてくれません! 今日は、そんなイヤイヤ期真っ盛りの子どもに対してどう接するべきか、最近読んだ本『「ダメ子育て」を科学が変える!全米トップ校が親に教える57のこと』から得たヒントをもとに考えたいと思います。
目次
イヤイヤ期を乗り越える:子どもは感情をコントロールできない
なぜ「イヤイヤ期」があるのか? それは、幼児の脳が未発達で感情を抑えることができないためだとされています。人間の脳は、感情的な働きと理性的な働きの二つを併せ持っています。幼児はこのうち理性的な働きをする部分が未発達。そのため、感情が爆発したときに制御できないのです。
イヤイヤ期を乗り越える:子どもへの接し方
ではどう接すればいいのか。書籍に書いてあったことをもとに、我が家で実践している方法をお話しします。(試行錯誤中です!)
子どもの気持ちを理解して代弁してあげる
書籍によると、まずは子どもの気持ちを理解して代弁してあげることが大事、だそうです。我が家では加えて、嫌がるのであれば無理強いせずそのまま放っておきます。例えばご飯を食べてくれないとき。「そうか、ご飯食べるの嫌なんだね。じゃあ食べなくても大丈夫だよ。」と言ってそのままにします。
こちらの思う通りでなくてOK! 大らかに構える
ご飯を一食分食べなくても栄養失調にはならないし、お風呂に一日入らなくても死なない!(汚いけど。) そのくらいの気持ちでいるようにしています。無理に言うことを聞かせるほうが大変ですし、親にとっても子どもにとってもストレスです。外でゴネたときも「コラ!」と叱るのではなく、抱っこしてよしよしと落ち着かせるようにしています。こうした行為は「甘やかし」にはならない、とも書かれていました。
子どもが落ち着いたら優しく声掛けをする
子どもが落ち着いたら「ご飯を頑張って食べようね」「一緒にお風呂に入ろうね」と優しく誘導します。我が家では、子どもが興味を持ってくれるよう「ウルトラマンもご飯食べてるよ!」などと言うことが多いです。その気になってくれるときもありますし、無視されることもあります。(苦笑) うまく言うことを聞いてくれたらラッキー、くらいの気持ちで接するようにしています。
イヤイヤ期を乗り越える:「コネクト&リダイレクト」で接する
上記は一部アレンジしていることもありますが、書籍にあった「コネクト&リダイレクト」という手法を使っています。第1ステップとして、「コネクト」(=子どもの心とつながる)。第2ステップで「リダイレクト」(=子どもの気持ちを本来やるべきだった方向に直す)に移ります。まずは一旦子どもを落ち着かせて、こちらの言うことを受け入れてもらう体制を作ることが大事だそうです。
参考:東洋経済ONLINE「泣いている子に説教しても無駄である科学的根拠」
イヤイヤ期を乗り越える:言うことを聞かなくても大丈夫。あまり深刻に捉えない。
そうは言ってもギャーギャー言われるとこちらもイラっとしてしまうもの。私も余裕がないときは「ダメでしょ!!」と思わず怒鳴ってしまうことがあります。仕方ないと思います。
今回ご紹介した本には、ほかにも「子どものやる気の伸ばし方」や「科学的に正しいほめ方」など、子育てでぶつかる「あるあるな悩み」の一回答を科学的な根拠をもとに示してくれています。気になる方は読んでみてください~!