こんな方におすすめ
- 地方移住に興味がある。
- 都会よりも人の少ない、ゆったりとした環境が良い。
- 田舎暮らしというより、ある程度便利なところに引っ越したい。
地方移住に興味があるけど、田舎暮らしはちょっとハードルが高い、もう少し便利なところがいいな。今回の記事では、そんな方に向けて「地方都市への移住」をご提案します。実際に地方都市へ移住した私が感じた「田舎暮らしと比べたときの良かった点・悪かった点」をお伝えします。
目次
地方都市への移住:地方都市とは
一般的な定義では、首都圏・七大都市圏以外の都市を指します。要するに、地方の県庁所在地や政令指定都市のことです。
近年、リモートワークの定着に伴って地方都市への移住が人気を集めているようです。都心より人が少ない地方に住みたいけど、今と同程度の利便性は保ちたい…といった、田舎と都会のいいとこどりができるのが地方都市移住の魅力です。
地方都市への移住:田舎暮らしのデメリット
田舎暮らしに憧れていても、実際に住むとなると色々とデメリットもあるのが事実です。
仕事が少ない、収入が減る
地方では、都会に比べると選択肢はどうしても狭くなりますし、年収も下がる可能性が高いです。実際に私も田舎へ移住したときに転職して、年収がかなり下がりました。当時はそれ以上に田舎に住みたい気持ちが大きかったので気になりませんでしたが、将来を考えると漠然とした不安はありました。
生活コストが思ったよりかかる
家賃が安く済んでも、地方では車が生活に欠かせないところが多く維持費がかかります。ガスも、都市ガスが通っていなくてプロパンガスだと、都会の倍近くかかることもあります。あと予想していなかったのが通信環境で、当時賃貸アパートに引っ越したところ、マンションタイプのWifiが契約できず、戸建てタイプしか契約できないことを知って絶望したことがありました…。地域によっては光ケーブルの提供エリア外ということもありえます。そんなこんなでトータルで見ると生活コストは思ったよりかかります。
生活インフラが整っていない
都会では近くにあって普通な、スーパー、コンビニ、駅、病院、学校。地方だと、生活に関わる多くの施設が遠いところにしかなく、不便を感じることもしばしば。車があればそこまで困らないかもしれませんが、運転が苦手な方にとっては住みにくいかと思います。
地方都市への移住:地方都市のメリット
地方都市の場合は、田舎暮らしのデメリットはそれほど感じず、都会と大きなギャップなく生活できます。一つずつ見ていきましょう。
仕事が多い
田舎に比べて仕事の選択肢は広がります。大企業の支社へ通うことも可能ですし、地方の有力企業に転職するのも良いでしょう。年収水準もそれほど落とさず転職できると思います。フルリモートでも「月一回は本社に出張必須」といった企業も多いですが、地方都市であればアクセスしやすいです。
生活コストを抑えつつ、便利な暮らしができる
家賃は都心に比べて安いですし、中心部であれば車がなくても生活できる地方都市も多いです。(車を持たなければ生活コストはぐっと下がります!) それでいて田舎よりも便利なので、まさに田舎と都会のいいとこどりができそうですね。いくつか移住先の候補を絞ったうえで、「車なしで生活できるかどうか」をふるさと回帰支援センターなどで相談するとよいでしょう。
生活インフラが充実している
田舎に比べると生活インフラが整っているので、それほど不安感なく移住できると思います。実際、私が今住んでいる地方都市はクリニックだけでなく総合病院も多く、何かあったときも安心して生活できています。イオンなどの大型商業施設もあるので(田舎に住んでいたときは隣の市まで行っていました。)遊びに行く場所も困らないです。
都会よりのんびりしている
便利ではありつつも都会より人混みでなく、少し行けば自然もたくさんあります。先日、子どもが保育園の遠足でザリガニ釣りをしてきたようで、そうした自然のアクティビティも近場で楽しむことができます。車があれば、休日に海や山へ遊びに出かけることもできますね。
まとめ:地方移住に迷っている方には「地方都市」がおすすめ!
いきなり「地方へ移住するぞ!」というのはハードルが高いですよね。そんなときに、地方都市は都会とさほど変わらない生活環境、という点でおすすめです。私は地方都市に住み始めて5年くらい経ちますが、人が少なくてのんびりとした空気がとても居心地がよく、気に入っています。不便なのは駅まで歩いていけない点くらいかなと。(出張するときくらいしか感じません。)
…というわけで、地方都市はおすすめですよーという記事でした! ご参考になりましたら幸いです。