こんにちは。みなさんは、ちきりんさんという方をご存知でしょうか。
「Chikirinの日記」という、社会派ブログを書かれている方です。世の中の様々なことに対して「こうすればいいのでは?」という意見・気づきなどを発信しているブログで、読んでいてとても面白いんです!(語彙力無) 「その発想はなかった!」と思わされる独特なアイディアが刺激的ですし、難しいトピックでも軽快な語り口調でとても読みやすいです。すっかりハマってしまい、本も何冊か購入しました。
今回は、代表作ともいえる4冊(↑)をご紹介したいと思います。また、単に「この本おすすめです!」ということだけではなく、本を読んで私が考えたこと、子どもたちに思うことも綴っていきます。
目次
ちきりんさん:ロングセラーシリーズ4冊
『自分のアタマで考えよう』
ちきりんさんのブログを読んで衝撃を受けたのは、社会派トピックについて一個人としての考察が述べられているということ(こういう個人ブログは見かけない気がする)、そしてその考察が独特で面白いこと(ちきりんさんはご自身で「ぶっとんだ考え」と表現されています笑)にあります。この本は、どうすればちきりんさんのように「自分のアタマで考えられるようになるのか?」について書かれたものです。データを見て「多くなってます」「少なくなってます」というのは誰でも言えるけど、「じゃあそこから何がいえるのか?」は考えないと出てきません。「考える」ってどうするの? という問いに答えてくれる本です。
『マーケット感覚を身につけよう』
1冊目と対(つい)になる、「マーケット感覚」という力についての本です。人がモノ・サービスを買うとき、何に価値を感じて買っているのか。それが分からないと商売できませんよ、という話です。商売だけでなく、「求められているスキルは何か」という視点だと会社員にも必要な力ですし、「住民を増やすためにはどのような施策が有効か」という視点だと役場職員にも必要な力です。つまり、この「価値を見出す力」というのは、時代が変わってもあらゆる場面で必要になってくるのです。では、どうすれば「マーケット感覚」を身につけられるのか、その方法が本著には記されています。
『自分の時間を取り戻そう』
「働き方改革」が叫ばれて久しいですが、まだまだ長時間労働、育児と仕事の両立、…といった「時間」に関する課題は山積みの日本。一人ひとりが「本当にやりたいこと」に時間を使えるようにするためには、どうすればいいのか。そもそも「なぜ時間に追われているのか」という要因分析から、解決のための具体的な方法まで、よくあるモデルケースを交えて書かれています。また、貴重なリソースを有効活用するための「生産性」についても述べられています。人生の時間の使い方だけでなく、これからのビジネスがどうあるべきかということにも示唆を与えてくれる本です。
『自分の意見で生きていこう』
これもめちゃ大事なことです。日本って、なかなか自分の意見を言いづらい雰囲気ではないでしょうか。私自身も会議の場で、「間違っているかもしれない」、「反論されるかもしれない」と考えて発言できないことが多々あります。なぜ、堂々と発言することを難しく感じるのでしょうか? 本著にはその原因と、「こういう認識を持つと発言しやすくなるよ!」という考え方が書かれています。個人的には、「意見」に間違いはないということを多くの人が共通認識として持てば、もっと活発な議論ができて世の中が良くなりそうだと感じました。
ちきりんさん:なぜおすすめするのか?
いかがでしょうか。ちきりんさんの本を読んで「いろんな人に勧めたい!」と思ったのには理由があります。
時代を超えて通用する力
紹介した4冊の本で取り上げられている力は、どれも「時代が変わっても通用する力」です。よくあるビジネス書のハウツー本ではなく、もっと根本的な考え方、視点を分かりやすく伝えてくれています。引用したTwitterの投稿の通り、私はこれらの本を子どもにもぜひ読んで身につけてほしいなと感じました。そのくらい、いつの時代も変わらず必要な力だと思います。
楽しい人生を送るために必要な力
もう一つの理由は、「自分の人生を主体的に、楽しく幸せに生きるために必要な力」だからです。生きていると、たくさんの問題にぶち当たります。人生に悩んだとき、迷ったときに、これらの力があると楽しく生きられると感じました。ちきりんさんの本は、決して「正解」を教えてくれるものではありません。一人ひとり考え方や価値観が違うからです。だからこそ、「自分はどうしたいのか?」を考えることが大事なのです。その考え方を、色々な視点から教えてくれます。
本を読んで考えたこと
ちきりんさんの本を読んでから、今まで「ふーん」程度にしか思わなかった社会の出来事に対して、「なんでだろう?」「こうすればいいのでは?」といったことを考えるようになりました。世の中のことだけでなく、自分のキャリア、子どもの教育をどうしていきたいか、ということについても考えました。とにかく、私にとって大きな気づき、学びを得ることができたと実感しています。少しでも気になった方、ぜひ一冊でもいいので読まれてみてください!